わたしの推しを紹介します 2021
このテーマで記事を書くのはもう三回目。毎年変わるわけないだろと思いながらやり続けているけど、なんやかんやで毎年変化していてたまに読み返すと面白い。
殿堂入り
DISH//
ここ数年で最も熱が冷めないでいられているのがDISH//。
最推し・北村 匠海さんは演技も歌も魅力的だけど、キャラクターも面白くて飽きない。MCでの熱い言葉には少し照れてしまうけど、あんなに売れているのにストレートに言葉を伝えられるのってピュアで素敵だなと思う。
同世代の彼らが活躍している姿は眩しくて力をもらえるし、4人が4人でいることを楽しんでいる空気感にほっとする。
昨年の『猫』フィーバーから順調に売れていて嬉しい。今の彼らなら横浜スタジアムも夢じゃないのかもしれないとわくわくしている。
Travis Japan
今年はなにわ男子のデビューに焦りを感じた年だった。『初心LOVE』が『ダイヤモンドスマイル』に匹敵するほど、輝く彼らにぴったりで素晴らしかったからこそ余計に。
一方で、コンサートやYou TubeなどでTravis Japanのパフォーマンスを観るたびに、彼らの歩んでいる道は間違っていないし、きっと報われるはずだと思える。
+81 DANCE STUDIOの開設は、彼らだからこそ先輩たちの名曲を引き継ぐという仕事を任されたということが、いちジャニーズファンとしてものすごく嬉しかった。
ダンスに着目する視点を与えてくれたのは森田 剛さんだったけど、ダンスって楽しそうだなと思わせてくれたのはTravis Japanだった。
「夢見れば傷つくときもある」けど「叶わない夢はないんだ」と信じている。
スピッツ
『紫の夜を越えて』もかなり好きだったけど、『大好物』の温かさにはやられた。
『きのう何食べた?』の世界観に寄り添う、不器用だけどストレートな歌詞がぐっとくる。
草野さんの切なくて力強い歌声、テツヤさんの柔らかなアルペジオ、田村さんのアグレッシブなベースライン、崎山さんの締まったビート、クージーさんの温かいキーボードの音色。スピッツの音は安心する。
草野マサムネさんが書く歌詞の良さが分かる人と生活をともにしたい。
アイドル部門
ジャニーズWEST
7年目を迎え、彼ららしい道を確立しつつあるジャニーズWEST。
重岡くんと神山くんがタイプの違う楽曲を生み出す存在になっていることは、グループとしてとても面白いなと思うし、彼らの作った曲や歌詞を通してより二人のことを好きになった。
セルフプロデュースのアルバム、いつか聴けることを楽しみにしている。
織山 尚大(おりやま・なお)ジャニーズJr./少年忍者
尚大が暴れていると嬉しい。
佐々木 莉佳子(ささき・りかこ)アンジュルム
『あざとくて何が悪いの?』でアイドル以外の顔を見られたのが新鮮だった。
過去のトラウマから恋愛を避けている杏里ちゃんを演じていて、後述の細田 佳央太くん演じる健人と歩み寄っていくのを毎週応援していた。
當間 琉巧(とうま・るうく)ジャニーズJr./Lil かんさい
声が良い。順調に成長しているので今後も楽しみ。
矢花 黎(やばな・れい)ジャニーズJr./7MEN侍
矢花の出番にいつも飢えている。ツッコミのセンスも好き。
俳優部門
伊藤 沙莉(いとう・さいり)
主役でも脇役でも声だけでも魅力的。
観ている作品に彼女が出ていると嬉しい。お兄ちゃんともども好き。
江口 のり子(えぐち・のりこ)
前々からぼんやり好きだったけど、出ていると嬉しい人のひとり。
『SUPER RICH』の氷河衛さん、仕事ができて仲間思いでかっこいい一方で世間知らずで危うい脆さもあり、そりゃみんな好きになるわなと思わされるキャラクターでとてもいい。
岡田 将生(おかだ・まさき)
あんなに美しいのにあんなにも情けない役ができることある?
『大豆田とわ子と三人の元夫』の中村 慎森は、高慢で不器用でみっともなくて、それでも好きな人のためになりたいと一生懸命で、素直になれないけど嬉しさが零れてしまったりする憎めない男。私的ベスト岡田さんを更新した。
清原 果耶(きよはら・かや)
朝ドラは観られていないけど、『まともじゃないのはきみも一緒』最高でした。
戸塚 純貴(とづか・じゅんき)
『恋です!』の花男がいい男で嬉しい。
細田 佳央太(ほそだ・かなた)
顔が好き。演技も自然。
『ドラゴン桜』、『恋です!』と難役が続いていることもあり、期待されている俳優さんなのではないかと思っている。(調べたら天下のアミューズ所属だった!売れてほしい)
町田 啓太(まちだ・けいた)
実直な役が似合う顔立ち。
毎週最高の当て馬をありがとう。
矢田 悠祐(やた・ゆうすけ)
今年も終わろうというタイミングで彗星のごとく現れた、歌がうまくてかっこいいお兄さん。
「友達にめちゃくちゃおすすめされたし時間あるし観てみるか」程度のフワッとした気持ちで観始めた『舞台 魔法使いの約束』(通称『まほステ』)の配信で知る。
アプリゲーム『魔法使いの約束』の舞台版であるまほステは、全体的にキャラクターの再現度がめちゃくちゃ高くて、生配信を観終わるころには「三章は現地で観たいな」と思うようになっていた。
この中で矢田さんが演じているのは、わたしがメインストーリーを読んで言動がかっこよくて好きになったファウスト。人を呪うことを生業とする呪い屋で、人嫌いで陰気な魔法使いだけど、仲間思いでリーダーシップもあるというキャラクターである。
今回の見せ場のひとつに「行くぞ 僕についてこい 僕からはぐれるな」というセリフがあるんだけど、発する言葉の力強さ、まっすぐな目、本当に、私が想像していたままのファウストがそこに生きていた。
作中にある楽曲のひとつにある、長い間一人で生きてきた彼の「背負ってきた過去 語りつくせない 守りたいものはあるさもちろん」というソロパートにも心を鷲掴みにされた。
舞台のディレイ配信(見逃し配信)を観返すうちに矢田さん本人の歌声をもっと聴きたいと思うようになり、YouTubeチャンネルに上がっているカバー動画や弾き語り配信もすべて観たら本人のことを好きになってしまった。
濃いめの整った顔立ち、関西弁、他のキャストと比べるとやや小柄だけど、同じチームの中で最年長なこともありお兄さんとして慕われているのも良い。
お笑い部門
アルコ&ピース
はっきし言って最高のラジオスター。酒井さんご結婚おめでとうございます。
一軍へのコンプレックスを燃料にし続けているフリートーク、肌に合いすぎる。
ラストイヤー、決勝の舞台に立つおふたりの姿を見たい。
オズワルド
ネタも面白いし、ラジオのコーナーも面白い。
落ち着いた印象のネタに反してギラギラしてるのもエモ~~~くて好き。
今年優勝したらエモが割増になるとは思いつつ、たとえ何年かかっても絶対に優勝してほしい。
空気階段
今年に入ってラジオクラウドで過去の回も聞いていたおかげで、めちゃくちゃ感情移入している。もぐらさんに共感し、かたまりさんに母性を感じている。危険。
キングオブコント決勝のネタ、爆発的に面白くてかっこよかった。私が今中学生だったら芸人を志していたかもしれないとまで思った。
コマンダンテ
安田さんのワードセンス、今年も好き。
石井さんが安田家長男の誕生で泣いたのかなり良かった。
真空ジェシカ
最近ラジオを聴き始めた。コーナー全部面白い。
漫画・アニメ・ゲーム部門
『ODD TAXY』
世間より出遅れて観たけど、先が気になってどんどん観ちゃった。
一つ一つの謎も、それらが連鎖していくのも面白くて、観終わった後はしばらく余韻に浸っていた。
『呪術廻戦』
今のところ渋谷事変が一番好き。
『BLEACH』
リアルタイムでは通っていなくて今さら読んだ。
正直最終章あたりは難しくて何が何だか…となってしまったけど、味方・敵問わずキャラクターが魅力的。
今年発表された読み切りが全然読み切らせてくれてなくて笑ってしまったけど、考えがいがあってめちゃくちゃ好きだった。また最初から読み直したい。
『女の園の星』
和山やま先生の作品は全部集めたけど、あえて一個選ぶとしたらこれ。
ポーカーフェイスなのに面白要素満載の星先生、体育会系でイケイケっぽいけどなんだかんだ配慮もできる小林先生、そして個性の強すぎる女子高生たち。
若様の今後を応援している。
『推しの子』
芸能界を舞台にファンタジーとサスペンスとラブコメを全部乗せしたみたいな欲張れる漫画。
最近は一人の男を取り合うのかと思ったら女同士の執着の話になってきて楽しい。
『うるわしの宵の月』
圧倒的に目の保養。やまもり先生の描く王子♂×王子♀が美しすぎる。
高校生が主役の少女漫画なので、内容に共感とはいかないけど、タイプの違う二人が初めての恋に戸惑いながら向き合うのをやきもきしながら見守っている。
『あんさんぶるスターズ!』
激重設定てんこもりのアイドル育成ゲーム。
ストーリーをほぼ追えていない身なのでちゃんとしたことが言えないけど、曲がものすごくいい。特にお気に入りの数曲を貼ります。
『魔法使いの約束』
友達の激推しを受けて始めて、キャラクターの良さやストーリーの面白さ、攻略しがいのある育成などが楽しくて今年一番ハマったゲーム。
世界を脅かす「大いなる厄災」から世界を守るために選ばれた21人の魔法使いを導く「賢者」として異世界に呼ばれた俺/私の視点でプレイする。
実は一度はじめたもののレア度の高いカードがなかなか出なかったり、ユーザーランクを上げないとストーリーが読めないことなどあってハマり切れずにいたんだけど、最初のガチャを何度でも引き直し可能だと教えてもらって思い切ってリセマラしてから楽しめるようになった。
▼キャラクター部門
七海 建人(ななみ・けんと)『呪術廻戦』
二次元にこんなに好きな男ができるとは思わなかった。
厳しい言い方をするくせに優しさが捨てられないところも、子どもを守るのは義務だと言い切れるところも、やりがいなんて曖昧な理由で一度逃げた世界に戻ってきたところも好き。
五条 悟(ごじょう・さとる)『呪術廻戦』
世界、五条悟に守ってもらっているくせに五条に優しくなさすぎる。
絶望の果てに彼の望む未来があると思いたい。
日車 寛見(ひぐるま・ひろみ)『呪術廻戦』
陰気な見た目に反してまっとうなところにやられてしまった。
スーツでバスタブに入ってるシーンの造形が最高。
禪院 真希(ぜんいん・まき)『呪術廻戦』
最初からずっとかっこいい。
これからの活躍を一番楽しみにしている。
平子 真子(ひらこ・しんじ)『BLEACH』
最初はなんて胡散臭い男なんだと思ったけど、上司としてのあり方に悩む後輩に向けた「上に立つ者は下の者の気持ちは汲んでも顔色は窺ったらあかん」がかっこよかった。
貴重な、精神的に頼れる大人キャラ。
綾瀬川 弓親(あやせがわ・ゆみちか)『BLEACH』
十一番隊員であることの誇り、戦いにおける美学。
ナルシストだってご愛嬌と思えるほど、麗しくて気高くかっこいい。
石田 雨竜(いしだ・うりゅう)『BLEACH』
不憫な男。
クールキャラっぽい出で立ちのわりにツッコミどころがあって面白い。
神崎 颯馬(かんざき・そうま)『あんさんぶるスターズ!』
本人の天然ボケぶりで忘れそうになるけれど、重い役目を背負っているうちの一人。
板挟みになってもどちらも切り捨てられないところに、彼の情の深さを感じる。
和装の人だけどたまの洋風衣装がめちゃくちゃ似合う。
蓮巳 敬人(はすみ・けいと)『あんさんぶるスターズ!』
「冷酷ぶっているけど何ひとつ捨てられない」と幼なじみに言われてしまうツメの甘さが好き。
早口になるし自分の知識を当然相手も知ってる前提で話すタイプのオタク。人の振り見て我が振り直せだなと思わせてくれる。
漣 ジュン(さざなみ・じゅん)『あんさんぶるスターズ!』
どこがどう刺さってるのか分からないけど初見から好き。
やんちゃなのに礼儀がなっている。かわいい。
ファウスト・ラウィーニア『魔法使いの約束』
呪い屋を自称する陰気な魔法使い、かと思いきや責任感が強くリーダーシップのある頼れる人。
ひとりがいいと言いつつも仲間思いでカリスマ性があり、人望も厚い。
自分の力不足を諦めず、もっと強くなる方法はないかと貪欲になれるところが心強い。
私もファウストが一番の先生だと思っている。
ネロ・ターナー『魔法使いの約束』
顔がかわいい子がいるな?と思ったら中身もかわいかった。
美味しいご飯を作れたことを400歳の友達(ファウスト)に即報告する600歳の魔法使い。
もともと料理人として魔法使いであることを隠して店をやっていたこともあり、人あたりも悪くないので周りから懐かれやすいが、自己評価も自己肯定感もめちゃくちゃに低くて暗い。
メンタル強くないのに子どものためには格上相手でも啖呵を切れてしまうところ、とても信用している。
▼総評
大人になってから次元の壁を越えた推しができるとは思っていなかった。
また、ゲームのキャラクターを通して、そのキャラクター演じている俳優さんを好きになるという経験もなかったから新鮮だった。
去年は新しく誰かにハマるということがなかったから、今年はやけに豊作だった。
来年の自分がどうなってるか楽しみ。