このブログのタイトルにしている『来世はアイドル』というフレーズは、シンガーソングライターのカネコアヤノさんのアルバム名の引用です。
引用なんだけど、これを見たとき「うわ、言われた~~!!!!」と思ったくらい、私は常々、来世はアイドルになりたいな~~と思っている。
アイドルと言っても女の子のアイドルではなくて、男の子のアイドル。もっと言うとジャニーズJr.になりたい。
私はジャニーズのアイドルが好きだ。
その「好き」がなんなのか、自分でもよく分かっていないけど、擬似恋愛的な気持ちよりはむしろ「うわ~~~~これやりたい!!!!」という憧れの「好き」が強い。
ジャニーズJr.だったら歌い踊りたい曲とか、憧れの先輩として挙げるなら誰かとか、もはや決まってる。*1
ジャニーズアイドルの皆さんをファンとして応援する一方で、「私もなりたかったな~」と羨ましくも思う。そういう気持ちで、ジャニオタをやっている。
先日、『ABC座 ジャニーズ伝説』という舞台を観た。
『ABC座』とはジャニーズ内外問わず、数々の舞台を経験してきたA.B.C-Zによる舞台シリーズ。
中でも『ジャニーズ伝説』は、過去3回上演されている演目。(ジャニーさんのお気に入りらしい)
A.B.C-Zはコンサートにも行ったことがあるくらい、曲やパフォーマンスが好きだからこの舞台の存在は知っていたものの、観に行くのは今回が初めて。
というか『滝沢歌舞伎』、『Endless SHOCK』、『少年たち』とかも申し込んで全部外してたから、ジャニーズオリジナルの舞台作品を観るのはこれが初めてだった。
今回観ようと思ったのは、私が最もアツく応援しているジャニーズJr.のグループ・Travis Japanがバックに着くらしい*2という情報を見たのがきっかけ。
でも、知れば知るほどめちゃくちゃ自分好みの作品っぽいぞということが分かってきた。
まず、予習とトラジャが映ってるという理由で購入した昨年の『ジャニーズ伝説2017』。もうオープニングからやばかった。
ステージを囲む歴代グループのCDジャケットというセットの時点でもう泣きそう。
歴代のグループ名と象徴的な振り付けを取り入れた曲から始まり、多少のおふざけやJr.いじりを交ぜながら進む初代ジャニーズの物語、そのジャニーズから受け継がれた伝統を体現するノンストップメドレー、これまで他グループの曲を歌っていたA.B.C-Zが自分たちの曲でパフォーマンスをするエンディング。そして全てをつなぐ『Never My Love』。
「ジャニーズとは受け継がれる伝統文化であり、A.B.C-Zはその継承者なんだ……。ジャニーズアイドルたちはみな、歴代のジャニーズアイドルが紡いできた歴史の延長戦上にいるんだ……。」
これだけ見たらヤバそうだけど、かの有名なジャニオタ・青木源太アナも『【好き】良き伝統の継承』って書いてる*3から間違ってはいないと思う。
そして、自分の目で見る『ジャニーズ伝説2018』は、映像で観たまま、あるいはそれ以上に進化したあの舞台だった。
印象に残ったシーンはあるけど、絞りたくないくらい、もう最初から最後までめちゃくちゃジャニーズで、観られてよかったなあとしみじみ思った。*4
そんな最高な世界を見せてくれたA.B.C-Zには、河合郁人さんというメンバーがいる。
彼は、自他ともに認めるジャニオタ。
憧れの先輩は木村拓哉さん。
「憧れの先輩」というか普通にファン。
好きすぎてたまに歌い方にキムタク感が出ちゃう。
特技は松本潤くんや亀梨和也くんなど、ジャニーズの先輩たちのモノマネ。「『WISH』を踊る松本くん」のモノマネが有名で、なんとご本人とコラボも果たしている。
そんな河合くん、『ジャニーズ伝説』のメドレーでは一際イキイキして見えた。
愛おしそうに、キラキラとした笑顔で嵐の『One Love』を歌っていて、「本当にこの人はジャニーズが好きなんだなあ」と嬉しくなった。好きなことにちゃんと向き合っている人って、あんなに眩しいんだ、と思った。
そして、ラジオにゲスト出演したTravis Japanに対する、塚田くんの一言がよぎった。
「(ジャニーズ伝説は)みんなも主役だからね。」
あくまでこの舞台の主役はA.B.C-Zだけど。ジャニーズ伝説の主人公は、彼ら1人1人なんだな。
だから、ファンとして応援することは、誰か1人だったり、特定のグループを主人公として、ジャニーズ伝説を観ているということなのかもしれないなと思った。
河合くんみたいになりたい、なりたかったな。
そう思ったところで、私はジャニーズアイドルにはなれないけど、何か、あんな風にキラキラとした顔で取り組めるものに、出会って、自分の人生の主役を全うしたいな。