ジャニーズ WESTの赤色は、重岡くんしかありえない〜Myojo1万字インタビュー・重岡大毅〜

関ジャニ∞を好きになった高3の秋、中学生ぶりに買ったアイドル誌で重岡くんに一目惚れした。

「小悪魔なJr.」として選ばれた彼は、童顔なのに色っぽくもあって一発で好きになってしまった。


この頃の重岡くんは、関西ジャニーズJr.(以下関ジュ)の絶対的エースだった。

関ジュとしてのパフォーマンスでセンターを飾り、少クラでソロ曲を歌い、関ジュの映画では主役だし、中島健人さん・二階堂高嗣さん・橋本良亮さんをメインとして東京の人気Jr.たちが勢揃いした『BAD BOYS J』に関ジュから単独で出演。

人気もあるし、事務所から推されてもいた。


この当時、彼が所属していたのは『7WEST』というグループ。

7WESTは『Hey!Say!7WEST』という名前で「Hey!Say!7の関西版」として結成されたグループで、結成時*1中山優馬くんを中心に、関ジュの人気メンバー*2が年齢問わず集められていた。


結成時のメンバーから年長組が抜け、重岡くん、新垣くん、小瀧くんの3人が加入したのが7人時代。そこから優馬くんが抜けた6人時代。新垣くん、竹本くんが抜けた4人時代。

彼らが本格的なグループとして活動していたのはおそらくこの辺り。


私が重岡くんに一目惚れした当時は、神山くん、流星くん、重岡くん、小瀧くんの4人時代だった。


雑誌を観て「重岡くんかっこいいな〜〜」と思って何気なく彼らのパフォーマンスを見た私は、すぐに7WESTに心を奪われた。


『Sing for you(Kis-My-Ft2)』*3でのキラキラアイドルっぷりも、『SHOCK ME(NEWS)』*4でキレキレのダンスをカッコよく決める姿も、目が離せなかった。

代表的なオリジナル曲は『Dial Up』『君の罠だけ幻でも構わない』。どっちもめちゃくちゃかっこよくて、特に『きみまぼ』は全ジャニーズ曲でトップクラスに好き。

という感じで、それからの私はとにかく7WESTに夢中になった。

東京Jr.に比べると数は少なかったけど、とにかく動画を見漁って、買った雑誌はじっくり読んだ。

Jr.に対して「デビューしてほしい!」と思うほど好きになったのは初めてで、CDやDVDがないぶん、何にも出来ないのが歯がゆくもあった。


その年のジャニーズカウントダウン

年明け直後に、重岡大毅小瀧望中間淳太桐山照史の4人が『ジャニーズWEST4』としてデビューすることが発表された。

笑顔で『ええじゃないか』を歌う4人を観て、テレビの前で呆然とした。

何より先に出てきたのは「なんで?」っていう気持ちで。神ちゃんと流星くんがそこにいないことを受け入れられなくて、デビューを喜べなかった。

「ニコニコ天使ちゃん」なんて呼ばれる重岡くんの笑顔も、なんだかいつもと違ってぎこちなく見えた。


それから7人でのデビューが決まるまでの約1ヶ月は、とにかく嘘であってほしい、と思ってた。

7WESTがバラバラになることが受け入れられなくて、ファンの人たちが「署名活動しましょう!」みたいな動きをしているのを見たりして、「みんなも同じ気持ちなんだ」って安心させたり、過去の例を見て不安になったり。

でも、神ちゃんと流星くんをアイドルとしてデビューさせないのはもったいないと感じてたから、「こんなのは絶対おかしい」って思ってたし、7WESTはめちゃくちゃかっこいいグループだから、4人で一緒にデビューするべきだって思った。


2014年2月。最初の4人に神山智洋藤井流星、濱田崇裕の3人を加え、「ジャニーズWEST」としてデビューすることが発表された。

きっと大丈夫だと信じてたけど、いざ叶うと本当に嬉しくて、この日はスポーツ新聞を買いに行った。今でも切り抜きは大切にとってある。


この時、彼らがジャニーさんに直談判して現在の7人になった、というのは『なにわ侍 ハロー東京』の元にもなった有名なエピソード。

デビュー公演だった当時のポスターは、最初にデビューする予定だった4人と、後から決まった3人で衣装が分かれている。
歌割りも4人にはソロがあるのに3人にはなかったり、ソロがあっても歌番組でカットされてしまう2番だったり、明らかな格差があった。

デビューは嬉しいけれど、同じメンバーなのに7WESTの時とは全く違う扱いにもやもやしたものを感じていた。

私はこのやり方がどうしても苦手で、だんだんジャニーズWESTから離れていった。

 


でも、メディア露出が増えるにつれて彼らの扱われ方は変化していった。

デビュー当初にはっきりと格差があった歌割りは、今では均等になった。
流星くんメインの『one chance』がアルバムのリードトラックになったり、シングル『おーさか・愛・Eye・哀』では唯一のソロが神ちゃんだったり、私がジャニーズWESTで1番好きな濱ちゃんの歌声もたくさん聴けるようになった。(そろそろメイン曲をくれ・・・)

ほとんど重岡くんがセンターだった立ち位置も、楽曲によって変化するようになった。

端正なルックスを生かしてドラマや映画で新規ファンを着々と増やしている流星と小瀧。
ヒルナンデスやレコメンなどでバラエティ経験を積んでいる照史くんと淳太くん。照史くんはお芝居の出演回数も多い。
クロバットや歌唱力(特にコーラス)でグループのパフォーマンスに貢献する神ちゃんと濵ちゃん。
神ちゃんはジャニーズ外での舞台出演が続いているし、濱ちゃんは単独舞台で主演を務めた。


そして、常にセンターにいた重岡くんは、他のメンバーが目立つにつれて目立たなくなったように思う。

それでも私は、ジャニーズWESTで最も赤色が似合うのは重岡くんだし、ジャニーズWESTのセンターは誰かと聞かれたら重岡くんだと答える。


これをずっと、なんとなく思っていたんだけど、今回の1万字インタビューで、重岡くん自身が語ってくれた。


(–最近は曲によって、他の誰かがセンターに立つこともあるでしょ?)

「そういうせまい意味でのセンターじゃないかな。ジャニーズWESTの熱い部分、ド真ん中の魂みたいなんは俺だろって思ってるんです。心臓っていうか。7人それぞれに、それぞれにしかできない役割がある。俺はできないことだらけで、頼りっぱなしで。ただ、ジャニーズWESTの魂は俺だろと。カッコつけますけど、なんかすっげー主人公感あんねん。めちゃめちゃ俺は主人公やと思ってる。信じてます、自分を。(後略)」


「ライブにやっさん(安井謙太郎)が来てくれて、めちゃめちゃホメてくれて。"ジャニーズWESTの色はお前だ"って。その言葉、めちゃくちゃうれしかったんや。そうやろ!俺もそう思ってんねん。そこ目指してんねんって。


「私が思ってたことは、重岡くんの狙い通りだったんだな〜〜」って納得した。

たとえ立ち位置が端のときでも、重岡くんはジャニーズWESTの核を守ってるんだなって。


重岡くんといえば、すぐイタズラするし、うるさいし、子どもっぽいキャラだけど、アイドルとして、ものすごく頼もしい人だなと思う。

自分と、ジャニーズWESTのことを誰より信じてることが伝わってくるから。


以前の1万字インタビューでは、元々4人でデビューする予定だったことについて、「自分たちがトップに登りつめるためには3人が必要だった」というようなことを話していて。

「仲間だから」ではなくて、「グループとして売れるためには彼らが必要だった」という言葉には、神ちゃん、流星くん、濱ちゃんへの信頼が表れていて、すごく良いなと思った。


今回のインタビューの冒頭でも、「今でもデビュー前後のことを思い出したりする?」という質問にこう答えていた。


「昔のことは覚えてないっすよ。もちろん聞かれてたら思い出しますけど、ただ、この形が自然だから、4人だったかもしれない過去は頭の中から消え去ってますね。ありえないでしょって。


デビュー前後、7WESTを好きだったからこそ、ジャニーズWESTに対して抱えていたもやもやした気持ちが、この言葉を聞いてすっと晴れた。


子どもの頃からアイドルやバンド、俳優さんなどいろんな人のファンをやってきて、脱退や解散、スキャンダルはたくさん見てきた。

特に最近は悲しいことが立て続けに起きて、「応援する」って好きでやってるのにしんどいな、って思うこともあった。

だからこそ、こんな風に強く、信じさせてくれる重岡くんはすごいなと思うし、やっぱりこの人と、この人の大好きで大切なグループを応援したいなと思う。

いや〜〜一目惚れしてよかった!重岡くんありがとう!

 

*1:私が読んでいた雑誌では、メンバーは中山優馬藤井流星神山智洋竹本慎平桐山照史中田大智、千崎涼太。変動が激しかったらしい。

*2:中山・藤井・神山はTop Kids、桐山はB.A.D.、中田はBOYS、千崎はOssanに所属していた。

*3:正しくはKis-My-Ft2内のユニット曲。歌唱メンバーは玉森くん、宮田くん、千賀くん。ちなみに原曲もスーパーキュート◎

*4:『チェリッシュ』のカップリング曲。ワンオクのTakaこと森内くん脱退後、8人時代の曲。個人的には草野くんのパートが結構好き。