隣の沼は青く見える

22歳ともなると、話題になる俳優さんたちもどんどん年下になってくる。
ちょっと前まではなんとなく後ろめたい気がしてたんだけど、もう自分の心にウソつけない、年下だろうが好きなものは好きで\ええじゃないか〜〜〜〜!!!!/ ©︎ジャニーズWEST


と、私を開き直らせたのはDISH//*1北村匠海くんである。
元々インスタに上げる写真が好きでフォローしてたんだけど、YouTubeで観た『猫』っていう曲がすごく好きで、「北村くんの歌声好きだな〜」と思ってたところに!『勝手にふるえてろ』のイチ、『隣の家族は青く見える』の青木朔というめちゃめちゃ好みな役を演じてるところを観て完全に好きになってしまった。
セクゾ年下組や小瀧望くんはじめ他の年下の男の子たちに対しては「かわいいねえ」という親戚のおばさんのようなスタンスを貫いていたつもりなんだけど匠海くんは完全に好き。無理。
写真や服のセンスが好きだし、歌声も甘くていい。控えめそうなしゃべり方がずるい。無理。困り顔がかわいい。そもそも顔がかっこいい。
曲で言うと『I'm FISH//』の「美味しく食べてね?」が可愛い。
あと好きになったきっかけの『猫』。
話題のシンガーソングライター、あいみょんさん提供の歌もので、すごくステキな曲だし、匠海くんの歌のいいところもたくさん出てるなあと思う。ギターの昌暉くんのコーラスもとても良い。ずっと歌い続けてほしい曲。『恵比寿物語』も好きだな〜。

 

こんだけ熱く語っておきながら、ここ1〜2週間くらい、本気でファンにならないために匠海くんの素っぽい姿には出来るだけ触れないようにしてきた。

「かっこいい」「可愛い」だけならライトなファンで居られるけど、どんな思いで芸能活動してるのかとかどんなキャラなのかを知ると情が湧いて冷静に見れなくなっちゃうこともある*2から、あんまり深入りするまいと思ってた。

でも、ついに見てしまった。匠海くんの、初武道館公演を発表した後のMC。

DISH//としてやっていくのがつらくてやめたいってずっと思ってたこと、元々やってたグループに戻ってダンスしたいって思ってたこと、メンバーひとりひとりを嫌いになったこと、歌下手だとか散々叩かれたこと、ネガティブな自分がボーカルじゃダメだって思ったこと、それでも大人に囲まれていて前に進むしかなかったこと。

声を詰まらせながら、脚を震わせながら、今よりもずっと幼い顔をしてるのに、泣いてない!って自分を奮い立たせながら、一生懸命に話してて。こういう場が本当は苦手なのかなって思ったりして。

その姿を見てたら、今、メンバーの中でひとり、俳優として世の中から注目されていることや、ボーカルとして他のメンバーよりPVでカメラに抜かれる回数が多いことを、この子はどんな風に思ってるんだろう?って思った。当時よりずっとたくましく見えるけど、やっぱり大人に囲まれて、言えない思いを抱えてたりするのかな。

ってところまで考えたところで思いっきり深入りしている自分に気づいた。

匠海くんと、この子の大切なグループを応援したいし、彼らの夢が叶う瞬間を見たいって思った。

 

こうして私は新しい沼に足を突っ込んだ。

音源やブルーレイを集め、ライブのチケットを取り、頑なに見ないようにしてた「北村匠海を好きになる動画集」も赤ちゃんと戯れてる動画も見た。かわいかった。すごい。かわいすぎてしんどい。

来春から社会人で、こういう趣味嫌がられたりするのかもしれないな〜〜とは思うけどね・・・。こればっかりはやめられないの・・・。

 

担降りブログって書いてみたいと思ってたけどまさかジャニーズ外とは思わなかったな・・・。そしてまとまらない・・・。

というわけでしばらくはDISH//および北村匠海くんのことやたらつぶやくと思うけど、暖かく見守っていてください・・・(?)

*1:スターダストプロモーション所属、ももクロの弟分ことEBiDAN内のダンスロックバンド

*2:私にとっては丸山くん、ジャニーズWEST年下組がそう

オール女性キャストで!『髑髏城の七人』

※オタクの遊びです

※season月しか観てないので月の設定


公式HPに名前が載ってるキャラだけやった!


捨之介:天海祐希

天海さんは天魔王かなと思ってたけど、はっせが「捨之介は天海祐希で!」って言ったの聞いてそれ以上の捨之介が思いつかなかった。だって絶対かっこいいよ・・・。天海さんの決めゼリフ聞きたい。

無界屋蘭兵衛:深津絵里

らんべは薄幸な美男子なので、色白は絶対条件。

この世代の女優さんが良くて、宮沢りえさんと迷ったけど、りえさんだとちょっと強すぎる気がしたのと、普段可愛いイメージの深津さんのかっこいいところが観たいと思った。

天魔王:水野美紀

天魔王はぶっちゃけメイクで原型なくなるので、目力がすごい人がいいなと思ったので水野さん!かっこよくて迫力あるし!水野さんのヤバい演技が気になったら「奪い愛・冬  水野美紀」で検索してね!

極楽太夫:森下愛子

監獄のお姫さま』の姉御役でちゃんと認識したんだけど、ホステス等の役を何度も演じていて、色っぽくて芯が強いけど、可愛らしいのが太夫っぽいなと思った。メイン3人との年齢差的にも森下さんがいいなあ。

兵庫:清野菜名

兵庫はアツくて強くて底抜けに明るい(それでいてオチキャラ)というすごく男っぽいキャラなので選ぶのが1番難しい。

本当はもっとベテランな方が年齢のバランスは良いんだけど、彼女以外に兵庫が出来る女優さんが思いつかない・・・。菜名ちゃんのわんこ兵庫観たい。

霧丸:満島ひかり

影のある少年の役やってほしいというただの私の希望。あとあの衣装が似合いそう。

渡京:伊勢志摩

ツッコミが結構鋭いキャラだから、ツッコミうまい人がいいなと思った。

狸穴次郎右衛門:高島礼子

本人は全然それっぽくないのに、なぜか精霊の守り人の特殊メイク姿が真っ先に浮かんできた・・・(笑)高島さんじゃ妙に色っぽい狸おやじになっちゃいそうだけど。

いん平:宍戸美和公

絶対おもろい。

贋鉄斎:平田敦子

平田敦子さん以上にあの衣装が似合う女優さんが思いつかない。


現実的にはここにはテレビに出る役者さん出さなそうだけど!

生駒:趣里

狂気的なまでに従順な部下、絶対似合う。

剣布:鈴木砂羽

姉御っぽいけどちょっと抜けてるところをうまく演じてくれそう。

爪月:米倉涼子

しぶとさがすごくそれっぽい。


おしまい!たぶん他バージョンも考える


絶滅すべきでしょうか?ー映画『勝手にふるえてろ』

タイトルを見てずっと気になってたけど読んでなかった本が原作で、最近気になってる北村匠海くんも出るし、松岡茉優ちゃん好きだし、と勢いで観ることにした。

以下ネタバレありです↓

 

 

 

 

 

 

 

私は最初から最後まで「ニ」が嫌いだった。

勝手に鉛筆使っといて折るし、好きで誘ったくせに酔いつぶれて人のせいにしてくるし、関係ない用事なのにマンションのエレベーターまで乗り込んでヨシカにつきまとうし。

「ニ」の相手役としての良いところって「ヨシカのことを好き」というところと、「目的のために行動する」という2つかなと思う。

実際、ニの行動をマネしたヨシカは、イチと少人数で会うことに成功し、大好きな絶滅種の話で盛り上がることができた。

 

イチはヨシカの名前を覚えてなくて、ヨシカはそのことにショックを受けて帰ってしまう。

ニとデートして、「付き合おっか?」と提案するも、キスされそうになって逃げる。

次の日、前日のことを謝ってきたニに対し、一度は受け入れるものの、ニがクルミから「ヨシカは今まで彼氏がいたことがない」と聞いていたとこぼすとヨシカ激怒。

10年片思いし続けてきたイチの存在を「もう1人の彼氏」と言い、「1番好きな人に絞るので、さよなら」と告げて会社をやめるため荷物をまとめる。

いつものように妄想で召喚しようとしたけど、イチは現れなくなってしまった。

同僚のクルミからの電話を聞いて、彼女への怒りが鎮まったヨシカはニに連絡する。「1(イチ)は消去、2(ニ)は保存」の留守電メッセージを聞いて。

「処女はかわいいなんて怖いこと言うな」「処女じゃなくなったら可愛くないみたい」ヨシカはニに「愛してるなら耐えてよ」と叫ぶ。

ヨシカが住んでるアパートの玄関で外に向かって「俺との子ども作ろうぜ!」と叫ぶ。

そしてヨシカは初めてニの本当の名前を呼んで、自分からキスをする。映画終わり。

 

放心状態でエンディングを眺めながら、「なんて残酷なんだろう」と思った。

「この歳で初めての彼氏だから、普通の彼氏彼女じゃ不安なの」と言ったヨシカにとって、ニはそれを超えた存在なの?

1番好きじゃないって言ったくせにどうしてニにキス出来ちゃうの?

ニは、ヨシカの1番じゃなくてもいいの?

ヨシカのような女の子は、ニのように自分勝手でストーカー体質でも、自分を愛してくれる人と結ばれるべきなの?

 

こんなに釈然としないのは、きっと冒頭のシーンがあったからだ。

「イチとは結婚しても幸せになれない。

ニとだったら、結婚出来る。

他人事みたいに、花嫁を満喫できちゃう。

それでもやっぱり、イチが好き。」

涙を流しながら、金髪の店員さんにそう話すヨシカは、このエンディングより先のヨシカなのだろうか。

だとしたら、こんなに残酷なことってない。イチを思い続けながら、ニとの関係を続けるなんて。

 

私は、映画を観ながら、つらくて何度も泣いてしまった。ヨシカの思いは、共感できるところが多かったから。

ヨシカは、妄想だったけどずっとイチを好きだったし、実は当時いじめられていたイチの、唯一の理解者になれるのはヨシカだと思ったのに。

ヨシカはどうして、現実のイチと向き合う道を選ばなかったんだろう。そればっかり考えてしまった。

私だったら、きっと、イチを選んでしまうな。

でも、それは幸せになれない人のする選択なのかもって、思わされるラストだった。

でも、なんか、みてよかったな。1人じゃない気がしたから。

 

追記(2018.1.20)

ヨシカの家がボヤ騒ぎになって、死ぬかと思ったから現在のイチに会おうと行動を起こすところが1番好きなシーンだった。

 

この物語のオチの釈然としなさは『婚前特急』の時に感じたのと似ている。